はい、ども。
台風。
厄介。とても厄介。
何が厄介って、俺の連休に丸被りで来るんじゃねぇよ!!
しかもなに？進路が定まらない？
マジチョベリバなんだけど、
はぁー、やってられませんわー。
行くけど。
突然の雷雨にも酷暑にも対応出来る。
よし。今回は久々のクルマ旅でいくぜ!!
エアコンは科学の勝利だ。
おやすみー。
初日は移動日だからね。
埼玉県から長野県方面に下道走らせて、眠気を感じたらパーキングエリアで車中泊。
車中泊場所は高速道路のパーキングエリア。
このパーキングエリアがある区間だけ高速道路を使う。300円〜400円くらい料金取られるけど、トイレも自販機もあるし、暑かったらエンジンかけて冷房も使えるし、良い車中泊場所だ。
朝ダヨー。
松屋ダヨー。
松屋 上田秋和店にて牛丼大盛を喰らう。
これで戦えるはず……。
台風は紀伊半島沖合いを北上中。
まだ上陸前の貴重な晴れ間、はてさて一体長野県に何をしに行くかというと!!
乗鞍エコーラインを知っているか？
そう、
かつて俺は、
日本の最高地点である富士山に登頂した。
とても大変な山行だった。
ここで思い当たる。
富士山は日本の最高峰。
一番高い場所だ。
では、
バイクやクルマで行ける最高地点はどこなのか？
それは……、
日本道路の最高地点。
標高2716m、
絶景道路 乗鞍エコーラインの終点だ。
煙とナントカは高い場所が好き。
ということで行こうではないか!!日本道路の最高地点へ!!
でもね。
そこへは環境保全の観点からエンジンが搭載された乗り物は通ることが出来ない。
なんだ道路の最高地点といっても、バイクやクルマでは行けないのか……。
いや……、待てよ……。
……つまり……、
……エンジンが搭載されてなければ……、
通行可能である!!!!
日本道路の最高地点へ、折り畳み自転車プラチナライト8通称プラぱちで挑む!!
今回の旅は、
日本道路最高地点へ自転車で向かう!!!!
乗鞍エコーラインヒルクライムの開幕だ!!
初日からいきなり旅の目的を果たしにいくぜ!!
ちなみにバイクやクルマで通行可能な最高地点は標高2380m 富士山スカイライン五合目です。
夏期は富士登山混雑のためマイカー規制がかかりますが、それ以外の期間であれば通行可能です。
ここがクルマで行ける最終地点。
ここ三本滝レストハウスからは許可車両とシャトルバスと自転車しか通行出来ない。
通行可能時間帯
7月～9月 6:00 ～ 18:00
10月 7:00 ～ 18:00
すでに駐車場（無料、というか乗鞍周辺の駐車場は大体無料）は満車だったので俺は少し距離が伸びるが第三駐車場からスタートした。
そして乗鞍エコーラインはヒルクライムの大会でも有名な場所。
スタート地点は乗鞍観光センター(駐車場は満車でした)だが、その場合
距離 20km
平均斜度 6％
日本屈指の難易度を誇るヒルクライム大会なのだ。
第三駐車場からここまでは準備体操。
三本滝レストハウスから乗鞍エコーライン終点までは
距離 13km
平均斜度 6％
これでも難易度は結構高いんだぜ。
数値に騙されてはいけない。
……では、いくぜ……。
AM 10:05
対決!!
乗鞍エコーライン!!
アカンわ。
もうアカンわ。
もうプラぱちのギア、一番軽いヤツになってるわ。
もう滝汗が始まってるわ。
ローディーたちの追い抜き際のがんばってください!!は励みになるけどツライわ。
e-bikeも結構見たけど、e-bikeでもキツそうに見えたわ。
それをお前折り畳み自転車て。
路面はキレイではない。
普通の峠道ですね。ダウンヒルは落車に気をつけねば。
最初は木々の間を駆け抜けますが、標高が高い分紫外線が痛いです。
日陰もあまりない感じです。
そして、コーナーでは内側のラインの斜度がエゲツない。
これは……、
俺は実力に見合わない難易度の場所へ来たのでは？
しかし安心してください。
赤ニンジャおじさんは日々の社畜生活で体力値が無限という特殊能力を獲得しています。
補給をしながら、ゆっくりとしかし確実に登っていきます。
このカーブミラーに設置されてる数字は残りのカーブ数みたいです。
確か40くらいからスタートしたような……、まだ先は長い。
ヒルクライマーたちの憩いの場所、冷泉小屋到達。
冷え冷えのドリンク!!
ジビエ料理もありますよ!!
でもここは混んでいたので俺はもう少し先にある、
位ヶ原山荘へ!!
乗鞍エコーラインにはこの二つの山小屋があり、補給出来ます。
そしてここには楽しみにしていた……、
おしるこ!!
真夏におしるこ!!
しかしこれはイケル!!
疲れた体にほっこりと癒し……。
静かな山奥で茶を飲む優雅さ……。
乗鞍エコーライン最高だ……。
でもあそこまで登るんだよね？
あの木が生えてない茶色の所まで行くのか……。
……ふぅ。
俺がおしるこ休憩している間もローディーたちが覇を競って登っていく。
ここで俺は初めて目撃した……。
ボトルの飲み方がツールドフランスのやつを!!
(わからない人はググってね)
自転車競技って間近に見ると迫力あるよなぁ。
俺も頑張るぞい!!
ろんぐらいだぁす！でも食べていたおしるこ、オススメですよ!!
おおお。
結構、登ってきましたよ。
開けた景色を眺めれば、ここまでの疲れも吹き飛びます……。
て、そんなわけないやろ。
普通に疲れるわ!!
何時間坂道漕いでると思ってんだ!!
体力値無限って中二病くさいこと言っても中身オジサンですからね!!
乗鞍エコーラインさんも空気読んで坂道ゆるくしてもらえません？
俺を追い抜いて登って行ったローディーがもう優雅に下って来てるよ!!
でも見えてきたぜ!!ゴールがよぉ!!!!
ラストスパート!!
翼を授けてくれぃ!!
うおおおお……!!!!
すごい景色の中を滝汗で走る!!!!
これがランナーズハイ状態!!!!
気持ちいいぞぉぉぉ!!!!
待って両足攣った。
ゴール見えてるのよ!!
あのバスがある所がゴールなのよ!!
何タイミング良く両足攣ってんねん!!
う、動けない……。耐えろ……、耐えるんだ……。
あと少し……。
あと少しなんだ……。
そして、俺は……。
PM 13:12
乗鞍エコーライン、攻略!!!!
やった……。
やったぞ……。
ここが日本道路の最高地点!!
俺は激闘の末、ついに辿り着いたのだ!!
でも感動の前に……、
一旦、休ませて。
もう足がプルプルなのよ。
筋肉もむもむしないと。
…………。
…………………。
よし。回復した。
（バカ体力）
ここは岐阜県と、
長野県の県境でもあります。
そんな乗鞍高原は……、
まさに天上の世界!!!!
絵になる美しさとはココのことよ!!
道が崩落しているが、来年には迂回路が、27年には完全復旧の見込みらしい。
乗鞍スカイランも走ってみたら楽しそうだ。
乗鞍高原のホテルまで来ました。土産やレストランもありますよ。
公衆トイレ(無料)もあります。
気温は17℃、涼しい!!
高原に吹く風は疲れた体を癒してくれます。
しばし補給食と自販機で買ったジュースでまったり……。
乗鞍エコーラインタイム
3時間7分
3時間も坂道を漕いでみなよ。
体の水分全部入れ替わるくらい汗かくよ。
でももう漕がなくていいんだ!!
あとは黙ってたって進むダウンヒルさ!!
ふぅぅぅ!!!!爽快だぜぇ!!!!
じゃあな!!乗鞍エコーライン!!
でもこれで終わりじゃなかったんですよ……。
熊いた。
小熊かな？小さい。
母熊も近くにいるのか？
熊は時速60kmで走れるという……。
ダウンヒルならギリ逃げ切れるか……。
あ。どっかいった!!いまのうちだ!!
無事帰還!!!!
よかった……。
熊と遭遇したのがダウンヒルで……。
両足攣ってるときに遭遇したら大ピンチだったよ……。
乗鞍エコーラインヒルクライムする時は熊鈴があった方がいいかもしれません。
その後、乗鞍高原温泉 湯けむり館にて癒される。
大人730円 乗鞍高原ホテルに割引券があったので630円になりました。
乳白色のいい温泉だった。
シャンプーボディソープあり。
市街地まで戻り、長野県民のソウルフードらしいみんなのテンホウを喰らう。
失ったカロリーを取り戻せ!!!!
そして疲れ果てた体を癒すため、最寄りのパーキングエリア梓川SAにて車中泊。
明日はどこへ行こう？
そういえば、乗鞍エコーラインからは乗鞍岳に登山出来るんだよなー。
標高3000m越える山なんだよなー。
明日は乗鞍岳に登山するか。
さすがにシャトルバス使おう。
そうすれば体力温存出来るしね。
そうと決まれば、早く寝よー。
あー。
車中泊、なんて楽チンなんだ。
今日はここまで、
次回にご期待ください。
