はい、ども。
坂道。
自転車を走らせるうえで、避けられない壁だ。
平坦なサイクリングロードは快適だが、そこばかり走るというわけにもいかない。
そう、
ヒルクライムに挑戦だ!!
ならば、場所は決まっている!!
埼玉県のヒルクライムのメッカ、白石峠だ!!
白石峠 (埼玉県) - 埼玉県秩父郡東秩父村から同県比企郡ときがわ町にかけての峠。
平均勾配8,6% 距離6,4km。
埼玉県において、人気のヒルクライムスポットである。
度々、レースも行われる。
かつて、
俺は敗北を喫した。
最初のコーナーでもうダメだと思った。
だが、今の自転車は軽い!!
折り畳み自転車の小口径タイヤでスピードは出ないが時間をかければ峠を攻略出来るはず!!
信じるんだ!!自分を!!!!
というわけで、陽も登らない早朝。
これが後に大変なことになるとは露知らず……。
今日は午後から用事があるので、
サッと折り畳みを解除し、まずはアップがてら白石峠をゆるゆる目指す。
ここで疲れてはいけない。暖気運転だ。
今回は最初から翼を授けてもらう。
白石峠はすぐそこだ。
天気は快晴。風なし。
トイレを済ませ、
補給食や水分を確保し、
対決!!白石峠!!!!
内心バクバクであった。
もしまた登れないということがあれば、今後坂道の度に自転車を押して歩くことになる。
旅の時間は限られている。
出来るだけ押して歩くのは避けたい。
この対決で、今後の旅の時間配分が決まることになる!!
ん?
あれ?
あれれ?
コイツ、登るぞ!!!!
プラぱちの変速ギアは高速域よりも低速域にステ振りされているとは思っていたが、
1段目2段目3段目のギアは峠にもしっかり対応している!!
(逆に街中程度の坂道では、このギアは使わない)
ロードバイクに比べ、スピードは出ない!!
だが登る!!いいぞ!!押して歩くより全然いいぞ!!
朝の鳥の囀り、木漏れ日が気持ちいい。
朝から運動、実に健康的で良いではないか。
などという、余裕は全くない。
平均勾配 約8%
場所によっては10%以上にもなる。
心臓は早鐘を打ち、
筋肉は熱を帯び、
滝のような汗が落ちる。
ヒルクライムは平坦を走るのとは違う。
これは戦いだ。
常に力を必要とし、
隙を見せれば、たちまち失速する。
運動量が、
これまでの比ではない!!
それなのに、俺は朝メシに牛丼大盛を喰らってしまった!!!!
うぷ。
込み上げてきますぜぇ……!!!!
慌てるな。ゆっくりでいい。前へ進め。
休憩をこまめに入れて、給水も忘れるな。
ほらみろ。
ここまで登ってきたぞ…!!
残り400m!!
ラストスパートだ!!
そして、
激闘の末に…、
白石峠、攻略!!!!
記録
1時間9分!!
白石峠タイムトライアルでは、
30分を切ると中級者。
25分を切ると上級者。
24分を切ると神クラス。らしいです。
すげぇ。
白石峠広場。
たまにこの場所にやっちん茶屋という移動販売車が来るのだが、今日は来てないみたい。
ここまで来たら、もうひとふんばり。
堂平天文台まで行ってみよう!!
残り2kmの坂道だが、
これまでの斜度に比べれば軽い軽い。
すぐに広い駐車場が見えてくる。
パラグライダー発着地。
ここは夜くれば、なかなかの夜景や星空を眺めることができる。
埼玉県の夜景スポットとしても有名。
見晴らしよろし。さらに進む。
堂平天文台への道は夜間通行止め。
ゲート手前にUターン場あり。
さらに進めば、この道の終点。
堂平天文台、到達!!!!
および、
堂平山、登頂!!!!
相変わらず、眺め最高!!
そして、この絶景を前にしての……、
天空のカレー麺withコロッケパン!!
え?
さっき吐きそうな程、運動したのに食えるのかって?
…食えるよ?
回復の早さが自慢です。
はぁ。
これこそチルアウト。
天文台でリンゴのケーキ売ってた!!
山バッジもついでに獲得!!
他にも天文台ではちょっとした軽食や豚汁なんかも販売しております。
開店してるかどうかは運次第。
天空のカフェ。
火照った体がいい具合にクールダウンしました。
さて、下山しよう。
もう漕がなくていいと思うと楽チンよ!!
あれだけ苦しめられた坂をあっという間に走り抜けていく。
シャー……。
軽快なタイヤ音を鳴らし、
ブレーキを駆使してゆったり下りていく。
シャー……。
もちろん、
体重移動だけで自転車はスピードをつけて下っていく。
シャー……。
さ、
寒くね?
いや寒いよ!!
峠の下り道ってこんなに寒いのかよ⁈
冷えた汗と11月の気温も相まって寒過ぎる!!
さっきまで滝のような汗をかいていたのに……。
下り道専用で防寒対策しないとダメだな。
ブレーキも摩擦で熱くなるので、
休み休み下っていこう。
汗を流すためというか、
冷えた体を温めるため温泉へ。
都幾川 四季彩館
大人 840円
営業時間 10時〜21時
シャンプー、ボディソープあり。
内湯1 露天1
熱めのいいお湯、癒された……。
まさか自転車でもバイクと同様に、
寒さでスピードが上げられない事態が発生するとは……。
ヒルクライム経験しておいて良かったです。
登り切ったときに、他のチャリダー達に……、
む。
こやつ、折り畳み自転車で登ってきたのか⁈
……やりおるわ。
という、視線がめっちゃ気持ち良かったです。
でも峠道は、
辛くてたまらないので、
旅中は出来るだけ避けたいと思います。
今日はここまで、
次回にご期待ください。