はい、ども。
埼玉県から九州ツーリングに行く場合、
フェリーで九州入りするのが一般的ですが、
俺は船酔いするので、
ていうか、乗り物全般に酔う。
自分で運転する分には平気。バスはすぐ吐く。
小学生の頃の遠足は、常に先生の隣の席でエチケット袋を構えてます。
その頃に行った家族旅行では、エチケット袋が間に合わず、
車の窓を開け(ハンドル)、窓から頭を出し吐きました。
東名で。
数kmに渡って続くゲロライン。
それが面白くって吐きながら爆笑する俺。
狂気。
そして大人になっても乗り物酔いは治らず、
どこかへ行くときは基本的にドライバーです。
てわけで、今回は行きも帰りも自走で行きます。
船はイヤ。
今日は名残り惜しいが、九州からいよいよ離脱です。
では、前回からの引き続きです。
大分県といえば、温泉!!
源泉数、湧出量ともに日本一の温泉県!!
なかでも別府温泉といえば、
知らない人はいないほど有名。
昨日は阿蘇山の絶景に時間を忘れて、
あっちへ。
こっちへ。
往復しよう。
もう一回、往復しよう。
あそこで写真を撮ろう。
UターンUターン。
などと、走りまくっていたら、風呂に入り逃して、
キャンプ場で体を拭いただけだったもんな……。
となれば、朝風呂!!
別府市内、到着!!
さぁて、数ある温泉の中でどれを入ろう?
ツーリングマップルには日帰り湯のリストが載っているので、それを見ながら考える。
その中で、一際目立っていたのが…、
入浴料 100円。
安ッッ!!
竹瓦温泉!!
地元の人に愛された共同温泉。
歳月を感じさせる木造二階建ての建物。
周りは住宅街なのに、ここだけ時代の流れから取り残されているようだ。
バイクの駐車スペースは建物側面にある電話ボックスの辺りにテキトーに。
では、100円払って、いざゆかん!!
館内もレトロ調でいい雰囲気。
温泉は内湯が一つ、こちらもなかなかくつろげる。
どらどら、まずは体を……、
……洗うとこがない。
鏡は二ヵ所、壁に設置してあるが、そこに蛇口は無い。
……これは、まさか……。
汲み取り式?!
説明しよう!!汲み取り式とは、湯舟から直接、桶などでお湯を汲みそれで体を洗う方式である(俺が名付けた)。
昔の共同浴場などでは主流であったが、今はほとんど見ない。
湯舟から直接汲むため、湯舟の縁で座られると汲むのに邪魔になるので、汲み取り式の風呂では縁に座らないのがマナーです。
いやー、さすが温泉地。
こんなんまだあるんだなー。
しかしこれ、外国の方はおろか今の若者は知らないだろ。
と思ったらみんな普通に汲んで洗ってたわ。
風呂の温度は熱め。
最後に火照った体を冷水(本来は風呂の温度調節に使われる)でしめて、
スッキリ!!
ここは砂風呂(こっちは1030円)もあるので、今度来れたときは、
砂風呂にも入ってみよう。
喉が渇いたので、自販機でジュースを飲んでいたら、隣にある。
大分からあげ、というお店が丁度オープンした。
揚げたて、おいしいですよー。
一つください(デブの条件反射)。
うめー。
これ運動部が部活帰りに食うやつだ。うめー。
さて、あとは埼玉県まで約1100km高速で駆け抜けるだけだ!!
楽しかった九州ともさらば!!
思えば、九州入りした初日から大雨で大変……、
そういえば、俺は初日に平尾台カルストを目指し、雨で視界ゼロになって引き返したんだよな……。
今なら……、行ける……?
いやしかし時間が……。
ツーリングマップルを開き、道順をなぞる。
確かに別府から関門橋を目指す、その
通り道に平尾台カルストがあるっちゃあるが……、
地図から視線を上げる。
行くしかねぇよなぁ。
もう天気良すぎッ。
てわけで、今回の目的地は平尾台カルスト!!
平尾台(ひらおだい)は福岡県北東部に位置する。
台上面積約12km2の結晶質石灰岩からなるカルスト台地であるが、東北部の一帯はカルスト地帯ではなく、花崗閃緑岩からなる。国の天然記念物に指定されている。
日本三大カルストの一つに数えられる。
by wikipedia
平尾台自然観察センター、到着!!
やってきました平尾台カルスト!!
平尾台カルストエリアは高原という感じで、
入った途端、広々と視界が開けるが、
カルスト!!
という絶景を見たいのなら、
近くにある千仏鍾乳洞の周りがオススメ。
と、平尾台自然観察センターにいらした、
ここが地元という老夫婦に教えてもらった。
俺のホムセン箱に貼ってあるご当地ステッカーに、
すごく食いついて、30分くらい話してた。
老夫婦に別れを告げ、
オススメしてもらった千仏鍾乳洞の方へと向かう。
カルストォォォ!!!!
平尾台カルスト、攻略!!!!
うあー。超気持ちいいぃぃ!!
広がる平原、吹き抜ける風、カルスト特有の岩、
何より突き抜ける青の天気!!
勝ったなガハハ!!
リベンジしてやったぜ!!
この辺りの平尾台カルスト周辺道路は中央線は無く、
道幅は1,5車線くらい。
待避所は、それなりにあるので、
車はそこですれ違いが可能。
ぃよし!!
せっかくここまで来たんだ。
千仏鍾乳洞にも行ってみようじゃないか!!
大人一人、お願いします!!
はい、大人800円です。……丁度ですね。
では、そちらでサンダルに履き替えてください。
…………え?
洞内の順路に川が流れてるので、
靴のままだとびしょびしょになります。
…………え?
水深は、だいたい膝までかかります。
…………え?
水温は14℃です。
…つめてぇよ!!!!
は?ウソ?この状態で進んでいくのかよ?!
悪戦苦闘する戦士たち。
洞内は周遊ではなく、ピストンなので、
狭いところではすれ違いが出来ず、渋滞。
その間に、足元からどんどん体温が奪われていく。
それでも頑張り、足をじゃぼじゃぼ動かしながら奥へと向かう。
おお?
まだまだ先はありそうだが、今日のところはここがゴール地点!!
やってやったぜ。
日によっては、この先に行ける日もあるようだが、
(懐中電灯と着替え、または水着必須)
こわ。
電気無いと難易度エクストリームだな。
今日はこの辺にしといたるわ。
無事生還。
千仏鍾乳洞入口にある茶屋、せんぶつ茶屋にて、まんじゅう。
やっぱ日本人はまんじゅうとお茶ズラ。
はぁー疲れた。足ふやけちった。
その後、平尾台カルストに別れを告げ、
そしていよいよ、九州離脱の時。
行きとは違い、空が青い。
思えば、九州初日から大雨で、予定通りにいかず……、
とても100点とは言えない旅だった。
100万点は、ゆうに超えるだろ?
ドヤァァ!!
楽しい楽しい旅だったぜ!!
じゃあな!!
九州!!
しゃ!!
埼玉県まで1000km走るぜー!!
が、俺はレッドバロンにピットインしていた。
チェーン不調。
まだGWツーリングは終わらない。
今日の戦利品。
別府ステッカー、別府湾SAにて獲得!!
さぁ、九州を離脱して帰路!!
山陽側を走り抜けます!!
今日はここまで、次回にご期待ください。