はい、ども。
赤ニンジャおじさんは健康診断で、
痩せろよ。
って言われるくらいぽっちゃりなんだけど。
太ってる人ってそれなりに体力があると、お腹とか壊さないんだろうなと。
自らの身をもって証明してきてたんだけど。
苦難のソロキャンプツーリングは水面下でまだ続いていた。
てわけで前回からの引き続き、
国道152号線を縦断していくよ。
国道152号線は山と山の間の平地を縫うように走るルート。
右を向いても、山。
左を向いても、山。
それでいて現在、朝の7時。
走る車両は俺だけ。
なんだ。全然、余裕じゃん。
むしろ快走路じゃん。
でもこの時、俺はお腹にちょっと違和感を覚えていた。
長野県の山から静岡県の太平洋へ。
やはり距離がある。
行けども行けども山だ。人もいない。
ふぅ。
なぁんか。
ちょっとお腹の調子が……。
あれ、なんで?
昨日の昼にくるまやラーメンで辛いラーメン食ったろ。
夜にキャンプ場でカレー麺を二杯食ったろ。
つまみにポテチとチョコをうまるちゃん方式で甘いしょっぱいを繰り返して食ったろ。
あと酒だろ。
朝にレトルトカレーに食パンで食ったろ。
あとコーラだろ。野菜ジュースだろ。
で、なんかキャンプ場のトイレ混んでたから、どっかコンビニでも行こうと思って……。
全然コンビニなんかなくて……。
しまった。必然だ。
ない。コンビニがない。
ああああ。ああああ。
ここに来て砂利道かよ!!
振動!!
おい!!!!
振動!!!!!!
振動がシンドイ。…なんちゃって。(極限状態)
おお?下栗の里?聞いたことがあるなんか観光地だそれならきっとトイレもあるはずだここから7kmだって?このまま走ってあるかどうかわからないコンビニを探すよりも下栗の里を目指した方が無難な気がするよし行こう。
と、一瞬で判断。
大丈夫。俺なら行ける。必ず辿り着ける!!
正義の味方がクソなど漏らすかぁ!!
おおおお。
坂道がなんぼのもんじゃい!!
おおおお。
適切なギア、適切な加減速!!
おおおお。
おおおおおおお!!!!
お、おおおお、おおおお。
で、
今回目指すのは下栗の里!!
最大斜度38度の南東斜面にへばりつくように民家や耕地が点在する飯田市上村に所在する山村で、「日本の原風景が残る山の里」として知られ、オーストリアのチロル地方と似ることから「日本のチロル」と呼ばれる。
by wikipedia
すげぇ斜度。
駐車場への案内板がそこかしこにあるので、地図で見るよりは道はそこまで複雑ではない。
ほとんど一本道。
なんなく駐車場到着。
すぐ隣にトイレがあるよ。
この駐車場から見える景色も実にいい。
しかし、画像とかで見かける景色はここから20分そこら歩かなくてはならない。
ははは、いいよいいよ。
今の俺は寛大だよ。
歩くよ歩くよ。
上り坂でも全然苦しくないよ。
お、こっちか。
ここから山道ね。
おお、まごころの杖っていうのが置いてある。
地元の人が安全な歩行を手助けできるように杖を用意してくれてるみたい。
ありがたく借ります。
えっちらおっちら。
募金?いいよいいよ。するよ。
15円。
(十分ご縁がありますように、……賽銭箱じゃない)
えっちらおっちら。
お、着いた。
意外と早く着いたな。
どれどれ。
下栗の里、攻略!!
ひゃー、いい眺め!!
新緑もいいが、これは紅葉の時期にまた来たいな!!
しかし、なんだってあんな急斜面に……、
7km先に普通に平地があるのに、……謎だ。
その後、まごころの杖を返して、再び来た道を戻り、国道152号線へと戻る。
途中、土砂崩れか何かで迂回を余儀なくされて、
迂回した先で迷子になって、
なんやかんやで、
足柄SA、到達。
富士山がよく見える。
いやぁ、国道152号線は長くてね。
途中から心のスイッチ切ってひたすら南下してた。
それにしても酷道と名高いだけあって、
かなり苦しんだ。
でもやっぱ今は達成感というか、
出し切った!!っていう思いでいっぱい。
さ、帰ろ。
プチ渋滞は所々発生しているものの、とくに何事もなく帰宅。
これにて、ゴールデンウィーク後半戦も終了。
これから梅雨の時期に入っていくので、晴れ間を見つけてはまた走り出したい。
今日はここまで、次回にご期待ください。