はい、ども。
ライダーにとって、雨は天敵である。
車と違い、体が剥き出しの状態で走行するバイクは、天候の影響をモロに受ける。
加えて二輪車だ。
雨で濡れた路面なぞ、滑って転倒なんてしたら目も当てられない。
したがって、
天気の悪い日、雨の日などは家でゴロゴロまったりするのが正解である。
こちらもいい大人。無理はできない。
それでも一応、検索してみる。
全国の天気 検索
山形県が曇り予報、雨が降らない、か。
……行っとく?
ツーリング。
てことで、今回目指すのは福島県と山形県の県境に位置する姥湯(うばゆ)温泉!!
秘湯中の秘湯。
コウキいわく、
姥湯温泉行ってきたんだー。
と、自慢してもいいレベルの温泉。
AM4:00
曇天だが、雨はまだ降っていない。
今のうちに関東地方を脱出。
もちろん下道、国道4号線である。
埼玉県から山形県までのドキドキワクワクの下道移動だ。
……大丈夫。正気だ。
朝、交通量の少ない4号線を快走。
雲の層は薄く、時折日差しが入る。雨の心配はなさそうだ。
ゴジラだ。
ダルマだ。
きっと夜に見たら怖い。
これから向かう山かな?
だいぶ晴れてきた。
せっかくだから県道70号線、磐梯吾妻(ばんだいあづま)スカイラインに寄ってみる。
ここは去年の浄土平ツーリングの時にも走った最高の道。
ちょい休憩。
素晴らしき雲海。
そして……、
紅葉……!!
思わずバイクを止めて見蕩れるほどの紅葉。
ここまで山が真っ赤になるなんて……!!
大きなカメラを持ってきてる人がたくさん、これは一眼レフとかで残したいな!!
浄土平レストハウスに到達。
前回、ここに来たときは写真の山に登ったけど(10分くらいで山頂)、今回ここは通過点に過ぎない!!
この先は有毒ガスのため、駐車禁止区間。
景色が絶景なんだけど、止めれない(駐車すると監視しているパトカーがすぐ来ます。スピーカーで止まるなー!!って絶叫するよ)ので写真なし。
ちなみに止まって30秒くらいすると、気分が悪くなるらしい(個人差あり)。
有毒ガス、恐るべし。
磐梯吾妻スカイラインで紅葉を堪能したあとは、国道13号線に入り、山形県に到達。
すぐに看板が目に入る。
ここからは山道。
見通しの効かない道を慎重に進む。
ガードレールとか、ないよ。
分かれ道には看板が出てるので、迷わない。多分。
あ、あと少し……!!
かの有名なスイッチバック。
車は写真の道を直進、バック、直進でクリアしていく。
ちなみにファンカーゴくらいの大きさなら、普通に直進のみで行けます。
ついたー!!
スイッチバックを越えれば、道幅が広くなる。ここが駐車場。
霧があるけど、温泉には関係ないね!!
駐車場から五分くらい歩き。
ここも紅葉がいい雰囲気を演出。
山道を歩く。
埼玉県からここまで走ってきた体をほぐしてやるぜ……!!
あぁぁ、早く温泉に浸かりたい!!
山奥の山荘。日本昔話みたいだ。
いかにも温泉宿って感じでいい。実にいい!!
姥湯温泉、攻略!!
大人600円、日帰りは混浴露天2、女性専用露天1、体を洗う所はありません。
お湯の温度は熱め(51度)
51度?!
え?
熱いっていうか……。
え?
露天風呂二つのうち、一つは割りとぬるめでした。
だが、おじさんは敢えて、熱い方に入るよ。
お肌すべすべになるからね。
いやほんと次の日とか、スベスベでヤバいんだよ。
温泉に入って、出て冷気に当てて、また温泉に入ってを繰り返す。
ああぁぁぁああ、最高だぁぁぁああ。
さて、
姥湯温泉に来たら、ここに寄らなくてはな。
峠駅!!
こんな山奥で利用客はいるのだろうか?
あ、写真の工場みたいなやつが駅舎です。
駅舎なんです。
待合室もあります。
駅員さんはいません。無人駅です。
しばらく待っていると……、
きたー!!
山形新幹線!!
結構な頻度で通ります。
待ってれば、割りとすぐ来ます。
白線の内側までっていうか、離れないと怖い。
この駅の名物、峠の力餅!!
せっかくだから、という観光客根性で山菜そばと餅を食らう。
ああ、なんか俺、ちゃんと旅行してんなぁ。
さ、あとは高速道路で帰ろう。
季節的にも寒くなってくるし、今年のロングツーリングは今回で最後かな。
東北道を埼玉県に向かい走る。
宇都宮付近でチラチラ雨が降ってきた。
やっぱ関東はずっと雨降ってたんだな。
今回の戦利品、浄土平ステッカー。
浄土平レストハウスにて獲得。
そして、今回の攻略地、山形県をもって、
東北地方五県を巡った。
まだまだ東北地方に秘境絶景はある。
でも寒いから暖かくなってから行くよ。
いい大人は無理とかしない。
今回の総走行距離 約700km
走行時間 約17時間
いい大人は無理とかしない。
今日はここまで、次回にご期待ください。