はい、ども。
台風いい加減にしろよ。
毎週毎週……。
日本を舐めるように縦断しやがって……。
何万人のライダーが涙を流したと思ってんだ……。
え?
今週も台風?
わはははは!!風よ!!もっと吹けーっ!!!!
台風が来て喜ぶのは一部の中二だけだぞ。
さすがに何者かの陰謀かと思ったぜ……。
もういいや。強行だ。
予報じゃ午後には止むらしいから午前中はカッパで行こう。
てわけで、雨の中を走る。
今回目指すのは黒部ダム!!
富山県東部の立山町を流れる黒部川水系の黒部川に建設された水力発電専用のダムである。
1956年(昭和31年)着工、171人の殉職者と7年の歳月をかけて、1963年(昭和38年)に完成した。貯水量2億トン。
黒部ダム建設の経緯は第二次世界大戦後の復興期にさかのぼる。当時、関西地方は深刻な電力不足により、復興の遅れと慢性的な計画停電が続き、深刻な社会問題となっていた。
「黒部しかない」
「関西の消費電力を一気に賄える」
当時、人が行くこと自体が困難で命がけだったその秘境の地でのダム建設案を決断し、資本金の3倍(最終的に5倍)の総工費で臨んだ。
by wikipedia
日本が誇る超巨大建造物、黒部ダム。
一度は行きたいと思っていたんだ。
下道を走ること二時間。
AM 6:00
埼玉県から群馬県に入る頃には雨は上がり、どんよりした曇天へ。
雨に降られるよりはずっといい。
なんと混んでた。
朝からなんでこんな客来るんだよ。
という店員さんの心の声が聞こえた気がした。
ゴメン。
台風来てる中、埼玉から下道でわざわざ調べてこの店に来ました。
とは、
さすがに店員さんも思うまい。
世の中には色んな人がいるんだよ。
伊香保温泉、到達。
ここに来るのは二度目だな。
榛名湖、到達。
菅平高原、到達。
なんだ、藁の怪物がいる。
わかってたけど、遠いね。
黒部ダム。
おお。
このまま県道45号線、通称大町アルペンラインを突き進み、その突き当りが目的地!!
ここからはトロリーバスに乗り換え、赤ニンジャは駐車場へ。
この駐車場が曲者で、有料と無料が何故かすぐ近くに隣接している。
写真は扇沢駅二階から。
基本的に駅に近い手前側が有料。
段差で分かれており、第一から第四まである。
一番奥にあるスノーシェード近くの一画が無料。
さらに駐車料金は
1000円(基本料金)
第1/2駐車場(上段)は12時間毎、第3/4駐車場(下段)は24時間毎に1000円加算されます。
バイクは300円加算だったかな?
値段が高いので駅から一番歩く(800mくらい)無料駐車場の方が人気です。
ハイシーズンにはすぐに満車になるとか、
スノーシェードの脇に入口があります。
この先に行くと有料です。バイクなら通り過ぎてもUターンで戻ってこれます。
車でもUターン可能かな?道は広い。
現在 12:00 どこの駐車場も特に混んでない。
満車の看板は見かけなかった。
じゃ、歩いて行きますか。
立山連峰を登山している人達や俺みたいに黒部ダム観光しに来る人も、
一度駐車場に止めたら数時間は帰ってこないので、駐車場は回転率悪し。
バイクは空いてる。
有料のバイク置き場かな?
扇沢駅で黒部ダムまでの往復切符(2570円)を買い、トロリーバスへ。
おおよそ30分間隔で運行。
立ち乗りになるくらい人はいたが、全員乗車出来た。
そうそう、
トロリーバスは今年でおしまい。
来年からは電気バスに移行するそうです。
最後の勇姿を撮ろうと、撮り鉄の皆さんが結構いました。
俺、一番前に立ち乗りしてるから目立つかな、
ピースとかしたら怒られるかな。
出来るだけ無表情を頑張って作ったがどうだろう?
順調に進むトロバス。
やがて、照明は青いライトに。
これが黒部ダム工事最大の難関、破砕帯!!
黒部ダムは立山連峰の山深い場所にあるので、物資を運ぶ為の道路が必要。
そこでトンネル工事をするのですが、この破砕帯が難関!!
長さ80m程しかありませんが、地下水を多く含んだ破砕帯は掘る度に大量の水で工事を妨げます。
しかし、現場作業員は諦めず、七ヵ月の苦闘の末、この難関を突破します。
80mに七ヵ月!!
それを目の前にして、一瞬で通り過ぎる。
筆舌に尽くし難い……!!!!
そして、ついにやってきました黒部ダム!!
まずは展望台へ!!
階段か……。
途中の踊り場にはベンチがあり、息を切らした観光客が死屍累々。
俺も足腰にムチ打って、階段を登る。
光が……、
出口が見えてきた……。
黒部ダム、攻略!!!!
大絶景広がる立山連峰。
そこにある異物ともいうべき超巨大建造物。
この眺めは素晴らしい!!
紅葉はまだ五分咲き?
結構、崖っぷち歩くよ。
スマホ落としたら洒落にならん。
崖っぷち。
観光放水は10月15日まで、ギリギリ間に合った!!
最高標位1,448mの黒部湖を30分かけて一周するガルベは、日本で最も高所を運航する遊覧船!!
ダムの端まで歩いて、そこにある駅から立山連峰のさらに奥に行けるが、今日はここまでだ。
いつかはこの先にある大絶景ポイント、みくりが池まで行ってみたいぜ。
探索したり、写真撮ったりしてたらいつの間にか一時間半も黒部ダムに滞在してしまった。
名残惜しいが、そろそろ帰ろう。
扇沢駅にて、ダムカレー。
食券を買うとき、俺の前に10人くらいの団体客が全員ダムカレーを注文したため、米がなくなるという惨事が発生。
なんとか早炊きかなんかをして出てきたダムカレーだったので、
米がめっちゃ硬い。
キャンプで失敗したときのあの硬さ。
まさかね。
二時半という中途半端な時間にダムカレーラッシュが起こるなんてね。
店員さんの
ダムカレーってただのカレーだからね?!
ていう心の声が聞こえた気がした。
そうか、この硬さはダムの強固さをイメージして……、とかなんとかポジティブに解釈しつつ、完食。
味はまぁ。
カレーですね。
さ、帰ろ。
じゃあな、立山連峰!!
いつか登山しに来るぜ!!
そして、再び下道移動。
夕暮れ。
ツーリングのシメはなんといっても温泉!!
長野県の秘湯、霊泉寺温泉を目指す。
無料駐車場へ赤ニンジャを止めて、
50mくらい歩き、
お?あれが温泉かな?と思う建物の向こうにある……、
なんともボロい建物が秘湯!!霊泉寺温泉!!
泉質がいいのに、人がいなくゆっくり出来るとの穴場的評判の温泉。
大人 200円。
募金箱みたいのに入れるシステム。
管理人も誰もいない貸し切り状態でした。
シャンプーボディソープなし。
内湯1つのみ。
一人だけで伸び伸び癒されるぜ。
その後、暗くなってから山越えするのはメンドイので、佐久南インターから高速道路へ。
一気に埼玉へ。
通行止め、だと……。
なんかの事故で高速道路に閉じ込められた。
次々とすり抜けしてきて溜まっていくバイク達。
暇なので、高速道路上でのレア写真。
20分くらいで通行止めは解除されました。
その間、ライダー達はどこ行ってきたの談義で盛り上がる。
黒部ダム。
ビーナスラインはいい所だよね。
俺も雪が降り出す前に行ってみよっかなー。
今回の戦利品。
今回の道の駅。
関東版
八ッ場ふるさと館、長野市大岡特産センター (14/172)
いやしかし、秋は走りやすくていいね。
どんどん走りたいけど、秋は色々と行事があるし、仕事もあるしで……。
次のツーリングプランを考えつつ、機会を狙おう。
今日はここまで、
次回にご期待ください。