はい、ども。
そもそも、
そもそもの話である。
前回なぜ、一の瀬高原キャンプ場にいたのか?
それは、甲武信ケ岳(こぶしがたけ)への登山!!その前線基地として土曜日の夜、キャンプ場にチェックインしたのである。
登山となると、彼、本田さんの登場である。
今回は赤ニンジャは留守番。
本田さんの自家用車で移動。
助手席、楽だわー。
だが、
しかしその夜。
雨。
テントを叩く雨音はそれなりに激しく、俺はテントの天井でブラブラ揺れるライトを見ながら……。
こりゃ、明日は無理かな?
甲武信ケ岳は日帰り出来る山ではあるが、中級クラスの本格的登山が要求される山だ。
俺みたいな、なんちゃってクライマーが日帰りで行くとなると、天候はかなり重要だ。
と、いうわけで……。
プランBに移行。
甲武信ケ岳の登山口はいくつかあるが、俺は山梨県側から登るコース、西沢渓谷の登山口からアタックをかける予定だった。
ここで甲武信ケ岳の登山口に行かず、そのまま西沢渓谷を一周するプラン。
それがプランBだ!!
西沢渓谷とは
滝や淵が連続して続く渓谷でトレッキングコースが整備され、比較的軽装でもその素晴らしさを堪能することができ、特に秋の紅葉は見事なので人気がある。コース最奥部には日本の滝百選に選ばれた、七ツ釜五段ノ滝がある。トレッキングコースは危険防止のため、反時計回りの一方通行が推奨されており、最奥部からの折り返しは渓谷の右岸上方に残る森林鉄道跡(レールが残っている)の緩やかな道を辿り西沢渓谷の入口に戻る。
by wekipedia
てわけで今回の目的地は七ツ釜五段の滝!!
西沢渓谷、最深部にラスボスが如く待つ、絶景ポイント!!
行くしかないな。
道の駅の駐車場に止める。
他にも何名か、登山装備の人がいた。
現在、11:00
五分ほど歩けば、西沢渓谷への入り口が見えてきます。
西沢渓谷、一周10km。
所要時間は約四時間。
……楽勝だよね?
ちなみにここに売店があり、名物のよもぎ餅が売られています。
最初は坂もなく、歩きやすい道が続きます。
およそ10分くらいでトイレが見えてきます。
次のトイレは5km先の折り返し地点までありません。
甲武信ケ岳へと続く、登山道。
今回は見送り、また今度な。
だんだんと、道が狭まり、観光客が少なくなってきます。
緑が気持ちいいなぁ。
甲武信ケ岳、二つ目の登山口、徳ちゃん新道。
本田さん、そっちじゃない。
戻ってこい。
結構、揺れる吊り橋。
ふぅ、ちょっと疲れたな。
ここに来るまで何か所か滝があったんだけど、歩道から離れてたり、木の影に隠れてたり、微妙だったんだけど……。
三重の滝!!
すげぇ、勢いだ。マイナスイオンがたくさん飛んでいるに違いない。
写真ではわかりずらいが、水が青い。
テンション上がってきたな……。
よし、どんどん行こう!!
……険しくなってきた。
人面洞、到達。
……人の顔に見えるらしいけど……。
見えねぇよ。
鎖場、到達。
河沿いに歩く、ほとんど岩場です。ゆっくり慎重に行こう。
……どこが道?
所々にあるテープやら鎖やら、人工物を探しながら歩く。
基本的に川に沿って歩けば問題ありません。
が、
もはや道ではない。
ようやく橋と道らしい道に出会う。
この安心感はヤバい。
あと少しでラスボスのいる場所だ。
頑張ろう。
正直、甘く考えていたな。
登山じゃないから坂道もなく楽かと思っていたが、
普通に坂あるし、
道ないし、
これもう登山と変わらねぇ。
まだか。
あとどれくらいで着くんだ?
お?
七ツ釜五段の滝、攻略!!
来たぜ。
とても自然に出来たとは思えない奇形な滝。
青く青く、段々と落下していく豪快な水。
ゴウゴウと音を立てる滝をしばし眺める。
夏場なのに暑さは感じられず、時折吹く風が気持ちいい。
肺に空気を目一杯取り込み、吐き出す。
情緒あふれるいい滝だな!!本田さん!!
うーん……。
そんなでもないね。
二時間、山の中を歩いてきたのに……。
でも七ツ釜五段の滝をでかいカメラでパシャパシャ撮ってました。
そんなでもないとか言いながら、パシャパシャ撮ってました。
……ツンデレか。
七ツ釜五段の滝を通り過ぎたら休憩ポイント。
売店で買ったよもぎ餅を食らう。
風が語りかけます。
うまい。うますぎる!!
もっちもち!!
これで帰り道も頑張れるぜ!!
ここにはトイレもあります。
三組くらい先客がおられました。
現在、13:30
トロッコ跡が続く、帰り道。
坂もゆるやかで、道も歩きやすく快適。
クールダウンな感じで歩ける。
帰りは早い。
行きの険しい道はなんだったのか。
所要時間の四時間で一周してきました。
あぁ、疲れた。
この疲れた体を癒すのは……、
大滝温泉!!
内湯2、サウナ1、シャンプー、ボディーソープあり。
700円なり。
はぁぁぁ、癒されるぅ。
温泉で癒されたし、そろそろ帰ろう。
帰りの運転、頑張ってください本田さん。
今日はここまで、次回にご期待ください。