はい、ども。
満ちていくまでの上弦の月は生を、
欠けていく下弦の月は死を
聖地巡礼、行くか…。
俺がこのラノベに出会ったのは、10年くらい前の話、
いつかは作品の舞台である伊勢市に行きたいと思っていた。
……今がその時だ。
今回の目的地は伊勢市、砲台山だ!!
でも伊勢かぁ…。
遠いなぁ…。
埼玉県からだと高速道路で六時間から七時間かかるし、
ましてや、赤ニンジャおじさんが行くとなると、
全行程、下道になるじゃん……。
12時間くらいで着くのか……。
うはは。
一泊二日のキャンプツーリングで、行きますか!!
仮眠をとって、深夜零時に出発。国道246号線を走り……、
ここは始まりの松屋、御殿場店にて牛丼大盛を食らう。
富士山周りは寒い。
ただ空気が澄んでいるのか、星空はすごくキレイだった。
ナイトランの醍醐味だね。
道の駅掛川、到着。
さ、寒い……。
ここで半分くらいか?246号線から国道1号線へ……。
暗いから景色は見えない。これもナイトランの醍醐味なのか……。
道はガラガラだったが、寒い。
とにかく寒い。
バイクとすれ違わない。
それでも俺は1号線から23号線、名古屋をかすめ、四日市市の工場関係のトラック渋滞をかいくぐり……。
なんとか伊勢駅に到着。疲れた。
太陽が昇ってからは、それまでの冷気が嘘のように吹き飛び、むしろ暑いくらい。
時刻は11時、そろそろ昼メシな……。
まんぷく食堂に決まってるだろ。
伊勢といえば、まんぷく食堂よ。からあげ丼よ。
大盛は……、司に任すとして、赤ニンジャおじさんは普通盛りをいただこう。
うまい。
このうまさなら大盛でもいけたかも……。
今度来たときは大盛にしよ。
さて、
橋を渡り、砲台山を目指すか!!
砲台山への入り口は住宅街の一角にある、公園から入れます。
線路が隣に走ってるので、線路を目印に探していけばすぐ見つかる?かな。
まんぷく食堂から歩いていける距離にあるので、宇治山田駅周辺に車を止めても問題なく歩いてこれるでしょう。
公園の隅っこに砲台山入口があります。
現在11時半、扉に鍵などはかかってませんでした。
登山道は普通に激坂ですが、歩けるようになってます。
半分の月がのぼる空ファンの人達が地元の人達と協力して作った道みたいです。ありがたい。
入口から五分そこらで頂上が見えてきます。
砲台山、攻略!!
ここは、2015年にとある事件が起きた現場でもあり、ファンの間でも嘆きの声が……。
俺もショックを受けた。
好きな作品の聖地で事件が起きると、訪問しづらくなるし、きっといつか行こうと思ってたとしても、行くのやめよう、ってなっちゃうファンの人もいるはず。
事件の被害者とか関係者のこととか考えると、おいそれとは行けないよね。
しばし、黙祷。
そもそも10年以上も昔の作品だし、今更、砲台山に来るファンもいない……、
………なんかある。
この箱、開けて大丈夫なやつかな?
でも半透明のプラ箱から見えるあの、
ラノベサイズの本はまさか……。
嘘だろ。
原作小説に同人誌に、大量の除湿剤。
しかも訪問ノートなるものを見ると……。
週に3,4人巡礼者が来とるやんけ。
これはアツいな。
叫ばずにはいられないな。
里香ぁぁーっ!!(心の中で)
さ、箱の蓋をしっかり閉めて、雨に当たらないように元に戻して下山しよう。
里香がバイトしたであろう猿田彦神社。
たぶん、ここだと思うけど、どうかな?原作八巻に付いてる半月伊勢マップが
適当すぎてわかんない。
しかし、伊勢神宮辺りは観光客で混んでるなー。
伊勢まで来て、伊勢神宮にも寄らないなんて、日本人失格かな。
でもライダーの端くれとして、伊勢志摩スカイライン(880円)は外せんな。
キツイカーブがなく、いい感じのカーブが続く快走路!!
西伊豆スカイラインと違い、奥多摩周遊道路を広く、なだらかにした感じ景色も森の中を走り、たまに展望が開ける感じ。
伊勢の街並みを見下ろす。
裕一は嫌ってたけど、高い建物がないのぺっとした伊勢の街並み、俺は気に入ってる。
朝熊山頂展望台、到着。
今日の天気は不安定らしい。
所により、激しい雨になるとか、キャンプ場までもつかなー。
足湯もあるよ!!
絶景を見ながらの足湯、癒される……。
なんかゴロゴロ…、って聞こえる。
雷雨か…。先を急ごう。
でも、
伊勢志摩スカイラインを走ったらパールロードも行かなきゃね!!
しかしこのパールロード、始点と終点がわかりづらい……。
ぬるっと入って、ぬるっと出てきた。
鳥羽展望台で一息……。
シルビアに乗った亜希子さんは、いないみたいだ。
海の香りが……。
そして、雨の香りが……。
この後、天気が急変、大雨になった。
でも通り雨だったからすぐ止んだけど、路面はウェットだから慎重運転。
ぎゅーとら志摩店、到着。
埼玉県でいう所のいなげや的な立ち位置かな?
もちろん、半月にも出てきたのでぎゅーとらを撮る。
ここって、そんなめずらしいの?って目で地元のおばちゃんに見られる。
うん、俺もいなげやをパシャパシャ撮ってる奴を見たら同じこと思うわ。
ここで食材を買い込み、いざキャンプ場へ!!
今日はここまで、次回にご期待ください。